鼻から入れる内視鏡(胃カメラ)検査について

当院の先進のフルデジタ
ル電子内視鏡システム
(フジノン東芝ES社製)

上部消化管用 極細径スコープ
EG-530N
直径わずか5.9mm、鼻からの挿入を可能にした経鼻内視鏡で
苦痛の少ない検査をおこないます。

従来の経口内視鏡
舌根部(舌の付け根)に内視鏡が触れ、咽頭反射が出やすい

経鼻内視鏡
舌根部に内視鏡が触れないた
め咽頭反射が出にくい
食道、胃、十二指腸などの上部消化管に対する内視鏡検査は、従来口から内視鏡を挿入するものでしたが、10mm前後の太さの内視鏡を挿入する際に舌や喉を刺激し、多くの方は咽頭反射(「オエッ」という吐き気を催す)を起こします。
このため、内視鏡検査は『つらい』、『苦しい』と感じている人が多いのではないでしょうか。
これに対し鼻から内視鏡を挿入する経鼻内視鏡では、内視鏡は鼻腔を通って食道に入って行きます。舌根にふれることがないので咽頭反射はほとんどありません。また、鼻腔は少量の麻酔薬による前処置で容易に感覚がなくなるので、鼻を通る苦痛もほとんどありません。
当院で採用している経鼻内視鏡(フジノン東芝社製EG-530N )は、口からではなく鼻から挿入するため、経口のものと異なり、検査時の嘔吐感が極めて少ないものです。内視鏡に抵抗感がある方、苦しい思いをしたという方でも、苦痛の少ない検査を受けられます。


当院では、先端の太さが5.9mmの極細経内視鏡(フジノン東芝社製EG-530N )を採用しています。
従来の内視鏡に比べ、操作性、診断能力共に遜色ありません。検査中の負担が軽いため、前投薬もほとんど不要で、また安全です。 検査中の会話が可能ですので、患者さんはリラックスでき、意思の疎通が円滑になります。
経口内視鏡スコープの直径は9.2㎜。経鼻内視鏡は5.9㎜と鉛筆より細い
※当院では、内視鏡を日本内視鏡技師会(JGETS)ガイドラインに沿って厳重な洗浄、消毒を行っています。使用する内視鏡は1本1本厳重なシステムによって管理され、感染予防に努めておりますので、患者様は安心して検査・治療をお受けいただくことができます。
- ※
- 鼻の麻酔と検査時に、鼻に軽い違和感を感じる場合があります。
- ※
- 鼻の手術後や鼻腔が狭いためにスコープが挿入できないことがまれにあります。
- ※
- 検査後に鼻出血をおこすことがまれにありますが、ほとんどの鼻出血は、鼻の簡単な圧迫で簡単に止まる軽いものです。
- ※
- スクリーニング検査や健康診断に使用するには、経鼻内視鏡は最適な検査方法ですが、出血病変の止血や、ポリープの切除など、治療が必要とされる方は、口からの普通の胃内視鏡検査が適切です。
受けて安心、胃内視鏡検査。
「胃の調子が悪く、診てもらいたいけど 胃カメラは苦しそうだからちょっと・・・」
という方、ぜひご相談ください
胃内視鏡検査は胃を直接観察できるので、正確な診断が得られる検査方法の一つです。安心して受診いただけます。

胃の中の泡をとって胃壁をきれいにし、検査をし易くします。

鼻の通りが良くなります。

ゼリー状の麻酔を鼻から注入します。
局所麻酔ですので眠くなりません。

鼻腔の痛みが抑えられ、内視鏡が通りやすくなります。
検査前には、ベルトなどの体を締め付けているものを緩めて、肩や首の力を抜いて
全身をリラックスさせます。
※検査前処置をしっかりすれば、鼻の痛みはほとんどありません。

吐き気もなく、ご自分の胃の中を自由に探検できます。

眠くなる注射(麻酔)は使わないので、検査後、すぐに日常生活に戻れます。
眠気やだるさも無いので、検査も受けやすいです。
検査後の車の運転の可否は、先生の指示に従ってください。